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日本の新聞大衆化についての再考察 - 1868年創刊の新聞を中心に -

A Reconsideration of Popularization of Japanese Newspapers: Focused on Newspapers which were First Published in 1868

  • 언어JPN
  • URLhttps://db.koreascholar.com/Article/Detail/321271
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日本文化論叢 (일본문화논총)
대한일본문화학회 (Korean Association for Japanese Culture)
초록

本稿では、1868年に創刊された諸新聞に日本の新聞大衆化の萌芽を見 出すことはできないかという問題を提起し、各紙の創刊号の序文やあと がきに書かれた発行の目的・編集方針、および記事本文の振りがなにつ いて、『大衆化』『わかりやすさ』という観点から考察した。
序文やあとがきの調査からは、他国の新聞事情や新聞の有益さを述べ ることで新聞を普及させようとしたり、記事のわかりやすさや人々の啓 蒙がめざされたりしたことがわかった。同時に、中外新聞等によって 新聞人気が広まりつつあることが認識されており、事業として成功させ ようという考えが存在したこともうかがい知ることができた。1868年は 新聞の普及がめざされ、そしてそれが実現されようとした時期だったと いうことである。
振りがなの調査からは、すべての漢字に振りがなが付けられることは なかったが、総振りがなに近いほど多用した記事や両振りがなを用いた 記事もみられた。これは、人々の啓蒙や事業としての成功を成し遂げる ために記事をわかりやすくする手段の一つとして振りがなが利用された ためと考えられる。
以上により、1868年を日本の新聞大衆化の萌芽の時期とみることは可 能であると結論づけた。

목차
1. はじめに
 2. 新聞の大衆化に対する一般的認識
 3. 1868年創刊の新聞に関する調査・考察
  3.1. 新聞草創期のわかりやすさに対する意識
  3.2. 研究の背景と目的
  3.3. 先行研究
  3.4. 序文にみる新聞の目的․方針
  3.5. 振りがなにみる新聞のわかりやすさ
 4. 結論と今後の課題
 参考文献
저자
  • 羽山慎亮(名古屋大学大学院博士課程(後期課程)) | 하야마 신스케