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        2011.11 구독 인증기관 무료, 개인회원 유료
        本稿では谷崎潤一郞の蓼喰ふ蟲と川端康成の眠れる美女の二つの作品を老人というキーワードで分析し、作品に現れている老人の老いに対する意識を明らかにしたい。二つの作品の間には發表された時期の差があるものの、いくつかの共通點がある。一つは老人の特定な空間の設定である。この空間は日常から離れている非日常の空間で、老人を特別な空間において設定している点である。また、もう一つは老人の側にいる人形のような女である。この若い女は老人の側でもう一度老人の自由が感じられるように助けてくれる役割をする。老人の空間で人形のような女が存在しているにもかかわらず、老人は老いの限界を越えられない。でも蓼喰ふ蟲で老人は若い男(要)を老人と若い女(お久)の中に介入させ三角關係を形成する。この三角關係は人物の新しい葛藤の要因として作用するのではなく、老人の隱されている欲望を滿たすため計畵的に作られた關係である。結局眠れる美女で老人は自分の老いを自覺して受け入れたとしたら、蓼喰ふ蟲で老人は老いの限界性を自覺した後、他人の若さを利用してもう一度自分の老いを越えようとする生への欲望が隱されているのがわかる。
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